第6回研究発表大会 参加者の感想

東京都・足立区立千寿小学校の山本新先生より、「第6回日本俳句教育研究会・研究発表大会」へ参加されての感想をお寄せいただきましたので、掲載いたします。


山本先生:
日頃、国語科の学習として、俳句をどう教材化するかに悩んでおりました。
三浦先生の授業を拝見し突破口が開けた感じです。
リズムに親しむ。
俳句形式に慣れ親しむ。
だから解釈(だけ)ではなく三浦先生のように、子どもが俳句を好きになるような授業の組み立てをする必要がある。
私もそんな授業を目指します。
それにしても1時間の授業の中に、音読、視写、考える時間、書く活動、伝え合い、考えの修正、発表。
これだけのエッセンスを取り入れて、さらっと展開する三浦先生の授業は、国語のプロ、職人技だとつくづく思いました。
本当に勉強になりました。

夏井先生のお話もとても勉強になりました。
句会ライブの実践はとても楽しいし、深い、と感じておりましたが、「俳句で」言葉を育てる、コミュニケーション能力を育てる……。
まさにその通りだと思いました。
学校現場では「俳句」の良さをこれからもっともっと認識して活用していくべきだと夏井さんのお話を聞いていて実感しました。
そして私自身、俳句指導に関わるものとして、もっと自信と確信をもって、そのことを広めていこう、伝えていこうと思いました。
「俳句の指導法はただ一つ。褒めることです。」
ずばりと言い切った夏井さんの言葉には今まで何百何千の学校で実践されてきた結果の重みを感じました。

研究協議では「解釈の統一を求めないこと」が話題になっていましたが、私は授業で三浦先生が提案してくださった「解釈を統一しない」の考えに賛成です。
小学校での、俳句に親しむ段階では、子どもたちが俳句に興味をもって好きになって、そしてそこから、いずれ、俳句の解釈ができる芽が育ってくると思うからです。
それは夏井さんが「俳句の指導法は褒めること」と言ったことと共通していると思います。
本当に勉強になりました。
充実した素晴らしい研究発表大会でした。

nhkk事務局:
山本先生、遠方よりご参加いただきました上、ご感想をお寄せいただきましてありがとうございました。
事務局では、皆様からのご感想をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

■ご案内
最新の活動方針については、「nhkk事務局」のページをご覧ください。

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